カタヤマさんの頭の中

久しぶりの実名ブログです

慣らし保育休暇

 

4/18をもって、書類上は復職した。

といっても、うちの会社には育休明けに慣らし保育休暇(本当は育児特別休暇とかいう名前だったと思うけれど)という15日間の有給を貰える制度があって、それを消化しているので、まだ休みなのだが。

 

そんなわけで、いよいよ今月分から給料が出る。

働いていないけど。

今の会社はこういうところはちゃんとしていて本当にありがたい。就職するまでには色々大変なこともあったし、働き始めてからも心身ともにキツイことは多々あったけれど、子持ちの身となってからは福利厚生の手暑さに感謝しきりである。

 

1年半に及んだ産育休もいよいよ3週間ほどで終わり。

その間、出産・育児はもちろんのこと、マンションのリノベーションあり、引越しあり、資格試験ありでなかなか充実した日々だった。

詰め込み過ぎて体調を崩したこともあったけど、やらないよりはやってよかったと思う。

 

具体的にやったのはこんなもの。

 

・FP2級取得(学習期間:2017年1〜5月)

・住宅取得・リノベーション(2017年3月契約、工事完了は9月)

・ライティング講座受講(2017年6〜9月)

・引越し(2017年10月)

公認会計士修了考査受験(学習期間:2017年10〜12月)→無事合格!(2018年4月)

・保険の新規契約・見直し(2017年3月、2018年2月)

 

5つ目の修了考査に関しては、本来なら臨月の2016年12月に受けなければならなかったのだけど、試験日が出産予定日の3日前だったりとか、そもそもお腹大きくて座ってられないわ、妊婦特有の眠気地獄で勉強できないわでその時は受験を諦めた。

今回(2017年)ではなく復職後(2018年以降)に受けることもできなくはなかったが、いつかは受からなければならない試験をいつまでも残しておくのは精神的にしんどい。今回合格したのは運が良かったからというのも多分にあったと思うけれど、ともあれ無事に受かってよかった(そのためにわざわざお金を払って一時保育にまで通わせたし)。

 

育休中に色々したいというのは安定期に入った頃から考えていたことで、できれば仕事に直接関係しないことだったり、時間のあるときでないとできないことができたらいいなと思っていた。

FPやライティングはまさにそれだ。ライティングに関しては練習(文章を書いて投稿する)の時間が十分に取れず消化不良になってしまった感はあるものの、FPに関しては会計士の学習範囲でカバーできることも多く、短時間で効率的に学習できたと思う(といっても、過去問を解いたりする時間もなかったので、出題範囲がたまたま得意なところから出ていたから、というのが大きいかもしれない。とても実務で使えるような理解度ではない)。

 

まだまだ、語学だったりもっと勉強しておけばよかったなという分野もあるし、育休プチMBAのような勉強会に参加してみたい気持ちもあるので、これは第二子育休時の課題というかお楽しみにしたい。

 

 

せっかくなので、妊娠発覚から復職直前の今まででやっておけばよかったなーと後悔していることにも触れておきたい。

 

一つ目は、自分の妊娠をもっと喜んでおけばよかったということ。

もちろん、子供ができるのはすごく嬉しいことで、私なりに喜んでいたつもりだったが、同時に産育休で会社に迷惑をかけるかもしれない、とか、「同時期に子供できたら楽しいね」とか言っていた先輩より先に妊娠していまい、「なんだか申し訳ない」という気持ちが先行してしまっていた。休暇に入るまでの間常に申し訳ない病に苛まれ、「膨らんだお腹をできるだけ人に見られたくない」という気持ちで働いてしまったのだ。

 

さらに、前半はつわりで、中盤以降は貧血、動悸、腰痛、むくみと不調のオンパレードで(ただし医学的には極めて健康で、逆を言えば医者にはとことん放っておかれた。ありがたいことなんだけど)、とにかく毎日生きているだけでしんどく、妊娠記録などをこまめにつける余裕もなかった。

娘が生まれた後はそりゃあもうたまらなく可愛く、日々写真を撮りまくりインスタにも上げまくり(最近はずいぶん自粛しているけど)で成長記録がしっかり残ってるんだけど、妊娠中に関しては経過がどうで何が大変だったかということが、今となってはよく思い出せないのだ。

家族計画的に、もう一人くらい生まれてくれたらありがたいなと思っているのだが、このままだと次があった時に、前回どう凌いでいたを思い返すことができない。わざわざ他人に逐一報告するものではないにしろ、せめて夫婦間では何かしら記録できる形で共有しておけばよかった。

生まれてくるまでは私自身、母になる心の準備が出来ておらず、娘をないがしろにしていたような気がする。次があるなら、お腹の中で命が芽生えていく段階から存分に可愛がってあげようと思う。

 

 

二つ目は、妊娠中にもっと体をいたわればよかったということ。

私は医学的にはとにかく元気な妊婦だった。母親の遺伝なのかわからないがこれは大変ありがたいことで、軽度の貧血や過度な体重増加を指摘されたりはしたものの、治療や安静が必要な症状は何もなかった。毎回の妊婦検診は「順調です。赤ちゃん元気です」でさらりと終わったものだった。

周りには重症妊娠悪阻で体重が10キロ減って、吐くものがなくて血を吐いちゃって、みたいな人がいたので、元気な自分は会社を休んだり弱音を吐いたりしちゃいけないんだ、と思ったものだが、今にして思えば、つわりはなかなか終わらないし、貧血で頭は痛いし常にフラフラするしで、体は毎日異常事態だった。

一番辛かったのは味覚の変化でこれは出産が終わるまで続いたし、匂いにも敏感になっていたので、自分が食べられないのみならず隣の人の口臭で(普段ならまったく気にならないような微かなものでも)気持ち悪くなったりして、常に何かを恨みながら生活していた。その人に罪はないのは重々承知しているのだけど。

妊娠初期は仕事が繁忙期だったこともあり、「休みます」なんてとても言えない雰囲気ではあったのだけど、もう少し、例えば定時で帰らせてもらうとか、ラッシュ時を避けて通勤させてもらうとか、そういうことはしてもよかったのかなと思う。

あと、産休に入ったのは法定の産休(産前6週?)ぎりぎりだったのだけど、今思えばもう少し早めに休みに入ってもよかったかなと思う。通勤電車に乗るのは相当しんどくなっていたし、無理する必要はなかった。

(あと、第一子出産前の休暇ほど平和な時期はこれから当分ないので、そのくらい満喫してもバチは当たらなかったと思う)

 

 

そんなこんなで、振り返れば後悔もあるけれど、この産育休、本当に贅沢な時間を過ごせたと思う。

ちょっと長く休みすぎたかなという気持ちはあるのだけど、引越しや現職のための試験もあったので、今回はこのくらい長くても許されるかなと思うことにしている。

もし次回があれば、その時は今回の経験で肩に力を入れなくても乗り切れることもあると思うので、もう少し早めに復帰してもいいかな。

生む年齢にもよるけれど。

 

 

今、残り少ない休暇を、日々ジムに行ったり近所を走ったりしながら過ごしている。

復職に必要なのは体力。何はなくともまず体力。

思ったよりも体力が落ちていて、全然目標としていたレベルまで回復していないのだけど、少しでも悪あがきをして復職の日を迎えたいと思う。

 

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世田谷区役所の食堂でランチをした時の写真。食堂は古臭いし、食事は平凡なくせに割高なんだけど、テラスからの眺めが最高だった。