カタヤマさんの頭の中

久しぶりの実名ブログです

復職して1年以上が経ってました

 

スーパー久しぶりの更新です。

なんと、前回の更新が2018年の9月だから、9ヶ月近く経っている。。

日々生きるのに精一杯で、ブログの存在も忘れていました。

子育てと仕事で、脳みそ的にも肉体的にもキャパオーバーだったのと、デスクワークなので眼精疲労も深刻でね。。

なんだ、年齢的にあれか。老眼予備軍になる頃か。

 

さて。

タイトルにもした通り、気がつけば復職して1年が経っていた。

復職前に1年間は働く(繁忙期が1月から5月まで断続的に続くので、そこまでは乗り越える)というのを心に決めていたので、なんとかそれは達成できたと言ってよいと思う(語尾から自信のなさが溢れている)。

 

私は会計士として、監査法人(財務書類の監査又は証明を組織的に行うことを目的とした法人)に勤めているのだが、好きこのんで会計士を目指すことにしたにも関わらず、入社当初からこの監査という仕事が本当に嫌いだった。

それでも、娘の妊娠に伴うつわりと強烈な眠気でまともに働けなくなる以前は、そこそこに働けていて、そこそこに評価してもらっていたように思う。

しかし、2年弱のブランクを経て復職してからは、これはもう本当に、ダメなことばかりが相次いだ。

 

そもそも、専門職のくせにテクニカルタームをすっかり忘れている。会計士試験に向けて3年以上かけて必死に覚えた単語が、育児に専念する中であれよあれよという間に抜け落ちていった。

そして、業務の中心スキルであるエクセルスキルも「行・列のグループ化のショートカットってなんだっけ?」と後輩に聞くくらいにはスコンと落ちていた。

おまけに、昨今の会計の世界というのは、新基準が「48グループのリリースラッシュかな?」と思うほどバシバシ出されて、「旧基準では赤でしたが新基準では青ってことにします」みたいなことが頻繁に起こるのだ。

いや、例えが下手すぎるけど、伝わりますか、これ。

 

そういう状況のなか、同僚達はなんやかんや文句を言いつつも頑張って働いて知識を深めていたわけで、2年のブランクを経た私が、「まあ定時では帰りますけど、なんとかうまくやりたいと思いまーす」みたいなスタンスでは到底太刀打ちできない程度には実力差が着いてしまったわけです。つらい。

 

個人的には、専業主婦生活は向いておらず、家事育児を主たる業務として生きるよりは外に働きに出て、上司の悪口の一つでも言いながらご飯を食べる方が精神衛生的には良かったので、復職したことに後悔はない。

そもそも勤務時間が以前よりぐっと短くなり、退社後はお母さんにジョブチェンジなので仕事で失敗しても強制的に気分を変えざるを得いというものメンタル面ではプラスだった。

何より、職場の仲間が個性的で、彼ら彼女らと雑談を交わしながら働くのは楽しかった。

てな感じで、働くこと自体はとてもとても楽しかったのだが、それでもなお、「なぜこの業務?」という疑問は絶えず付きまとった。

 

誰かがツイッターで書いていたが、監査というのはきわめて労働集約型のビジネスモデルで、作業時間と仕事の成果が比例する。

時短や残業制限などで労働時間が減れば、その分その個人のパフォーマンスは下がる。

さらに、業務時間外での自己学習の時間が取れないとなれば、単位時間あたりの仕事の質も下がる。

 

そんなわけで、復職後早い段階で現状の働き方に限界を感じ、今後社会人人生を継続するにあたり何か別のアプローチを考えねばいかんなと痛感し、後半はそれを行動に移したというのがこの一年の大まかな流れである。

 

来月からは、監査業務を100%ではないものの、70%くらいは離れ、業務改革を推進する部門でAIの導入やら働き方改革について考える予定だ。それって会計士の職域なのかというご指摘は社内の各所からも受けているようなのだけど、そんなのは知ったことではない。

 

医師の世界でも、臨床が得意な人もいれば研究に長けている人もいる。iPS細胞で有名な山中教授だって、臨床は苦手だったというじゃないか。

 

会計士の世界にも、「監査がいっぱしにできてこそ会計士」的な言説は根強いようだけど、私は細かい分析や検証を丁寧にやるよりも新たしいものを追いかけてトライ&エラーを繰り返す日々を送る方が絶対に楽しく生きられる。

他人と家族に迷惑をかけない範囲でやりたいことをやって生きていこうと思う。

 

人生100年時代だし、5年前にやりたかったことと今やりたいことが変わっていてもいいじゃないか!

 

異動先がめちゃくちゃ向いているかもしれないし、全然面白くなくて3ヶ月後くらいに転職活動を始めているかもしれないけれど、アラフォーだからと自分で自分の限界を決めず、これからも楽しいことを探していこうと思います。はい。

 

 

さて、散歩していたら気になるお店を見つけてしまいました。

 

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興味をそそられる佇まいなので入ってみる。

 

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ショーケース内のバターケーキ。おいしそう。

 結局、プレーンとレモン味を買って帰りました。

どちらも素朴な味で美味しかった。