カタヤマさんの頭の中

久しぶりの実名ブログです

二児の母、「鬼滅の刃」の映画が観たくてたまらなくなるの巻

 

(この投稿は劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のネタバレを含みます。)

 

鬼滅の映画が観たくてたまらない。

 

kimetsu.com

 

私自身は当初鬼滅ブームにすっかり乗り遅れた身であって、令和に生きる人間の基礎知識として「せっかく育休で時間あるしな〜」と原作を読み始めたに過ぎなかった。

そして、鬼滅特有の描写(例えば戦闘中に主人公が「あばらが折れて息が苦しい」とか解説する、「俺は長男だから頑張れたけど、次男だったらだめだったかもしれない」みたいな謎ロジック、戦闘でピンチになると潜在能力が解放されたり禰豆子の血鬼術がいい感じに役に立って勝つみたいなご都合主義)に違和感があってなかなか面白いと思えずにいた。

それが那田蜘蛛山編あたりまでの話。

 

その頃、ちょうど世間ではこの「無限列車編」が公開された頃で、私は長女とプリキュアの映画(2020年10月31日公開)を観るために映画館に行ったのですな。

そしたらなんと、映画館が鬼滅一色ではないか。

そして、気がつけば映画館だけでなく書店やら自販機やら、やたら目につくところに鬼滅ものが置かれているではないか。

(考えてみれば、去年の夏はコロナもあり生まれたばかりの次女の子育てもありでほぼ家の周辺1キロ以内か人気のないエリアかどちらかでしか活動しておらず、盛り場的なところにはほとんど赴いていなかった)

 

人間ここまで全方位的に刺激を受けた時の反応は、概ね2パターンに分かれるはずだ。

1.そこまでいうなら素直に観てみるか

2.そこまでいうなら意地でも観ない

 

実は、今までの流行りものに対する私のスタンスは概ね2であった。

私はタイタニックも、アナ雪も、ジブリも、ワンピースも、NiziUも、ことごとくスルーして生きてきた。

(ただし、アナ雪は結局長女がハマって何度か観た。でも特にピンと来ず)

 

しかし、最近の私は少し違った。

そもそも「半沢直樹2」をリアルタイムで観た。

今まで避けてきたスラムダンクも読んだ。

歳をとって丸くなったのか、「流行り物も悪くない、みんなが『良い』というものにはそれなりの理由があるはず」というスタンスに変化してきたのである。

 

鬼滅に関しては、3、4巻ではあるものの原作を読み始めていたこともあり、途中で挫折するのはもったいない、もう少し観てみようかしら、という気持ちになっていた。

 

インスタで何度か「鬼滅全然ピンと来ない」と呟いていたら、「柱が出てくると面白くなるからもうちょっと頑張って読め」という友人に声をかけられたのもあって、ならば、と再び原作を読み進めることにしたのである。

 

んで。

「無限列車編」の原作を読んでの正直な感想は、

「煉獄さんめっちゃあっけなく死ぬやん」

ということ。

 

「映画観た人、めちゃくちゃ感動した、泣いたって口を揃えて言うけどそれほど?

 いや、確かに盛り上がる場面ではあるけど、煉獄さんって原作では大して活躍しないまま死ぬ感じ?」

 

っていう。

もしかして、煉獄さん、モブ柱なんじゃ……(言い方ッ!)

 

でも、そこは素直で流されやすい私のこと。

「煉獄さんを300億の男にしたい」

「日経に認められた男!」

「ついに歴代一位の男になったぞ」

「紅白で煉獄さんの国葬が!」

「わっしょい!」

そんな声を聞くにつれ、

「皆がそこまでいう映画を一目観たい、ってか映画観てないけどすでに煉獄さん好きッ! 」

という状態まで昂まってしまった。 

 

こうなったらどうにかして映画を観に行くしかない!

とは言っても、長女は保育園があるとして次女をどうするべきか。

流石に映画館に連れて行くわけにはいくまい。せっかく映画で感傷に浸っている人たちを次女の泣き声でしらけさせるわけにはいかない。そもそも爆音の中に長時間次女を置くのも忍びない。

 

そうだ!

夫が休みになる年末年始がチャンスなのではないか。

この好機を逃してはいけない、絶対にだ!

 

ということでいよいよ映画を観るぞ!

つづく。