カタヤマさんの頭の中

久しぶりの実名ブログです

何がいいって尺がいい! 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編観賞譚 〜そして二児の母沼落ちする〜

 

前回は鬼滅の猛烈なマーケティング戦略にまんまとハマり、「鬼滅の映画観たいー!!」となった二児の母の話をお届けした。

 

katayama-san.hatenablog.com

 

そしていよいよ正月休み。待ちに待った無限列車編の乗車である。

 

(この記事はもはや劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のネタバレしかないので万が一知りたくない方はご注意いただきたい)

 

観賞前に原作の該当箇所は一通り読んでいたので、下記の情報は知っていた(※)。

・煉獄さんが「うまい」「うまい」といって弁当を食べる

・血鬼術でみんな眠ってしまう

・煉獄さんが「よもやよもや」と言いながら起きる

・下弦の壱を倒すと上弦の参が出てきてどっちかって言うと映画はそっちの話がメイン

・煉獄さんは絶命する

・とにかく泣く大人が泣く

(※ただし、紙の原作本をレンタルして読んだので、今は手元にない。よって映画の前半部分について原作での描写を正確に覚えているわけではない。ただ、どういうわけか、8巻(下弦の壱を倒した以降)は英語版のコミックを持っているので、日本語のセリフは正確には分からないが、そこそこ詳細に原作と映画を照らし合わせることができる)

 

つまり、ほとんどあらすじ、結末を知っている状態で観るわけで、この状態で果たしてそこまで感動できるのかは疑問があった。

しかも年末の音楽番組で主題歌「炎」を聴きまくって気持ちが昂っていたせいで、

「ついに、、遂に映画を観る。

 と言うことは、これを以て煉獄さんを看取らなければならないつらい!

 やっと映画観られるの嬉しいけど寂しい悲しい!」

みたいなめちゃくちゃな心境になっていた。

まずは落ち着こうか!

 

 

さて、実際映画を観てどうだったかというと。

 

めちゃめちゃ泣いた。引くほど泣いた。

席が空いていなくて端っこで見ていたのだけど、それでも前後と左側の席は埋まっている状態。

近くに小学生くらいの子供もいたし、大の大人が大声を上げて泣くのも憚られる、ということで、必死に声を殺していたのだけど、普通に嗚咽したよね。

もうちょっと空いてて、心起きなく泣ける状態だったら、えっぐえっぐ声を上げながら泣いたでしょうね。

 

緊急事態宣言(2回目)が出される前とはいえ、新年を迎えて東京の感染者数も爆発的に増えていた頃。

映画館は換気能力が高く、感染リスクは高くない、ということが言われていたけれども、「密密やないか!」と言いたくなるくらい館内はほぼ満席。おまけに結構多くの大人がヒックヒック泣いている状態で、「飛沫……」と思ったりしなくはなかった。

av.watch.impress.co.jp

 

さて。

鬼滅の映画(無限列車編)に関して私が特に強調したいポイントはこれ。

 

とにかく尺がいい!

 

大事なことなので2回言います。

とにかく尺がいいのですよ。

 

今調べたところ、上映時間は117分。約2時間の、アニメとしてはなかなかの長尺(だと思う。普段アニメ映画見ないから知らんけど)。

実際、チケットを買うときに「2時間近くあるのかいな。楽しみにしてたとはいえ、飽きずに見られるかしら。間延びしたりしないものかしら」と懸念していたのだけど、まっったくそんなことはなかった。

 

まず、下弦の壱の鬼、魘夢を倒すまでに十分な尺があり、そこで炭治郎や伊之助たちの見せ場をしっかり作っている(ところで記憶だけで書いているけど、善逸の見せ場ってあったっけ?)

苦戦しながらも血鬼術を見破って、力を合わせて魘夢を倒すまでが丁寧に描かれている。

前半だけでも十分に満足できる出来になっているのだ。

 

そこで「ああ、やったぞ。このまま夜明けを待つぞ」と思った時に上弦の参、猗窩座が現れた時の絶望感たるや。

原作では比較的あっさり描かれている(ように見えた)猗窩座vs煉獄戦。

ちゃんと闘って、ちゃんと見せ場を作って、煉獄さんが一歩及ばず力尽きる、というのが丁度いい尺で表現されていて、煉獄さんの活躍を観るものに焼き付ける。

 

「あんなに強い、かっこいい煉獄さんでも上弦の鬼には敵わないのか……上弦ってやべーな」

という感じが見事に表されていた。

 

そして、いよいよ煉獄さん絶命す、と言う時の描写もすごくよかった。

もうそれ以前に目から口から胸からといろんなところから血を流しているのだが、この場面では口から派手に血を吐く、とかではなく、地面に血が滲んでいく描写になっている(あ、でも今確認したら原作でもそうなっていた。原作では特に印象がなかったけれど)。

地面が血まみれになる程失血していて、「これはもう助からない」という絶望感が館内に充満するのだ。

 

昔、宮藤官九郎のエッセイで「尺が超大事」と書いていたのを読んだことがある。

特に、映画や舞台は上映時間・上演時間を自分で決められるため、観客が飽きず、かつ満足する尺をバツっと決めることが肝要、みたいな話だった。

(なお、宮藤官九郎は台本が長過ぎてよく演出家やらプロデューサーに叱られるらしい)

テレビドラマみたいに放送時間が決まっている場合でも、尺は超大事だと思う。

(育休に入ってからくる日もくる日もドラマばかり見ている私だけど、尺割りが下手なドラマは結構多い。テーマがよくても尺が悪いと出来が悪くなるんだよこれは声を大にして言いたい)

 

そう言う意味で、この映画は全体の尺、尺割り、ともに完璧だった。

そして悲しみに浸りながらのエンディングテーマ「炎」ですよ。

涙ダバー。できることなら大声で叫びたい「煉獄さーん!!

 

(あと多分いろんなところで言い尽くされているけど、全体的に音響がすごくいい。さすがソニー系列アニプレックス。猗窩座の登場シーンの音楽なんて最高だよね!)

 

 

思えば、去年の夏頃に那田蜘蛛山編あたりを読んでいた頃には「なんでこれがヒットしているのか」と不思議でたまらなかった鬼滅の刃

ハロウィンの頃も「世間では鬼滅が流行っているらしいけども、私的には大してキていないから」とコスプレを見送ったっけな。

 

ああ、もったいないことをした!

もうちょっと早めに、せめて原作だけでも無限列車編を読んでおけばよかった!

 

今さら鬼滅熱、煉獄熱が上がってしまいついに

・LINEのスタンプを買った

・気がついたらコミックスを買っていた(途中までレンタルで読んでいたので、手始めに続きの11巻)

・pixivで二次創作を漁るようになった(いや、ちょっとだけよ)

TSUTAYAのTカード鬼滅バージョンを申し込んだ(明日あたり手元に届く)

・インスタでも鬼滅絵師さんをフォロー

・その他いろんなグッズに課金したい欲がムクムクと

 

(Tカードこれね)

tfansite.jp

 

まさかこの歳(アラフォー)になって、二次元に推しができるなんて思ってもみなかった。

でも、三次元は娘たちでお腹いっぱいで、最近は素敵な男性芸能人を見ても一向にときめかないくらい感性が死んでいるので、意外と二次元いいかもしれない。惨めに不倫したりしないし。

天元様と煉獄さん、好き……(娘の婿になってくれ)。

 

 

こうして、二児の母は無事沼落ちしていくのであった。

 

復職前にあと2〜3回乗車したいんだけど、4月(慣らし保育開始の時期)まで映画やってるかな。。今シネコンのサイト見たら流石に動員減ってきてるっぽいしなー。

あと映画終わらないと続編情報解禁にならないよね。つらー。

 

以上、炎柱だけに熱量高めでお届けした!

おしまい。

二児の母、「鬼滅の刃」の映画が観たくてたまらなくなるの巻

 

(この投稿は劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のネタバレを含みます。)

 

鬼滅の映画が観たくてたまらない。

 

kimetsu.com

 

私自身は当初鬼滅ブームにすっかり乗り遅れた身であって、令和に生きる人間の基礎知識として「せっかく育休で時間あるしな〜」と原作を読み始めたに過ぎなかった。

そして、鬼滅特有の描写(例えば戦闘中に主人公が「あばらが折れて息が苦しい」とか解説する、「俺は長男だから頑張れたけど、次男だったらだめだったかもしれない」みたいな謎ロジック、戦闘でピンチになると潜在能力が解放されたり禰豆子の血鬼術がいい感じに役に立って勝つみたいなご都合主義)に違和感があってなかなか面白いと思えずにいた。

それが那田蜘蛛山編あたりまでの話。

 

その頃、ちょうど世間ではこの「無限列車編」が公開された頃で、私は長女とプリキュアの映画(2020年10月31日公開)を観るために映画館に行ったのですな。

そしたらなんと、映画館が鬼滅一色ではないか。

そして、気がつけば映画館だけでなく書店やら自販機やら、やたら目につくところに鬼滅ものが置かれているではないか。

(考えてみれば、去年の夏はコロナもあり生まれたばかりの次女の子育てもありでほぼ家の周辺1キロ以内か人気のないエリアかどちらかでしか活動しておらず、盛り場的なところにはほとんど赴いていなかった)

 

人間ここまで全方位的に刺激を受けた時の反応は、概ね2パターンに分かれるはずだ。

1.そこまでいうなら素直に観てみるか

2.そこまでいうなら意地でも観ない

 

実は、今までの流行りものに対する私のスタンスは概ね2であった。

私はタイタニックも、アナ雪も、ジブリも、ワンピースも、NiziUも、ことごとくスルーして生きてきた。

(ただし、アナ雪は結局長女がハマって何度か観た。でも特にピンと来ず)

 

しかし、最近の私は少し違った。

そもそも「半沢直樹2」をリアルタイムで観た。

今まで避けてきたスラムダンクも読んだ。

歳をとって丸くなったのか、「流行り物も悪くない、みんなが『良い』というものにはそれなりの理由があるはず」というスタンスに変化してきたのである。

 

鬼滅に関しては、3、4巻ではあるものの原作を読み始めていたこともあり、途中で挫折するのはもったいない、もう少し観てみようかしら、という気持ちになっていた。

 

インスタで何度か「鬼滅全然ピンと来ない」と呟いていたら、「柱が出てくると面白くなるからもうちょっと頑張って読め」という友人に声をかけられたのもあって、ならば、と再び原作を読み進めることにしたのである。

 

んで。

「無限列車編」の原作を読んでの正直な感想は、

「煉獄さんめっちゃあっけなく死ぬやん」

ということ。

 

「映画観た人、めちゃくちゃ感動した、泣いたって口を揃えて言うけどそれほど?

 いや、確かに盛り上がる場面ではあるけど、煉獄さんって原作では大して活躍しないまま死ぬ感じ?」

 

っていう。

もしかして、煉獄さん、モブ柱なんじゃ……(言い方ッ!)

 

でも、そこは素直で流されやすい私のこと。

「煉獄さんを300億の男にしたい」

「日経に認められた男!」

「ついに歴代一位の男になったぞ」

「紅白で煉獄さんの国葬が!」

「わっしょい!」

そんな声を聞くにつれ、

「皆がそこまでいう映画を一目観たい、ってか映画観てないけどすでに煉獄さん好きッ! 」

という状態まで昂まってしまった。 

 

こうなったらどうにかして映画を観に行くしかない!

とは言っても、長女は保育園があるとして次女をどうするべきか。

流石に映画館に連れて行くわけにはいくまい。せっかく映画で感傷に浸っている人たちを次女の泣き声でしらけさせるわけにはいかない。そもそも爆音の中に長時間次女を置くのも忍びない。

 

そうだ!

夫が休みになる年末年始がチャンスなのではないか。

この好機を逃してはいけない、絶対にだ!

 

ということでいよいよ映画を観るぞ!

つづく。

 

書くことで私自身が癒されたい

あけましておめでとうございます。

 

天国と地獄がないまぜになった2020年が終わり、2021年が明けた。

天国というのは、もちろん次女が生まれたこと。今のところ純度100%で可愛くて、愛おしくて、太陽のような存在だ(そしてもちろん、大きくなるにつれてその純度は下がっていくことも長女を育てた経験から学習している)。

そして、地獄とは今なお続くコロナ禍のこと。現時点での我が家への直接的なダメージは、次女の立ち会い出産や産後の面会が叶わなかったり、気軽に親族や友人に会えなかったり、育休中にいろいろなところへ出かける計画が頓挫してしまったりと、致命的なものは回避できているものの、この状況が続けばどうなってしまうかわからない。

そんな状況下ではあるものの、新しい年は誰にとっても希望を運んで来るものだと信じている。

夜が明ければ風向きも変わる。風の凌ぎ方は人それぞれで、正面から立ち向かう人もいれば、縮こまったり不貞寝したりして風が収まるまでやり過ごす人もいるだろうが、ともかくスマートであることを放棄してでも乗り越えようではないか。

他力本願かもしれないが、私はワクチンが普及して人類がウィルスに打ち克つ日を信じている。そしてそのために、必要な健康診断を受け、出来る限り体を鍛えたりヨガで瞑想したりしたいと思う。引き続き。

 

さて。

前回の育休の時に引き続き、今回の育休も裏目標として「ブログをマメに更新する」を掲げていた。

(ちなみに前回はわざわざお金を払ってライティングの講座を受講したりもした。)

しかし、蓋を開けてみたらどうだ。まったく更新できていないではないか。

もう完全に言い訳だけれども、私は第二子育休を甘く見ていた。

「子育て2回目だし、上の子は保育園あるし、なんとかなるでしょう」とね。

 

甘かった。大いに甘かった。

実際、次女の子育て自体はそれほど大変ではないし、無痛分娩かつ分娩時間が短かった(前回40時間超だったのに対し、今回は2時間弱)こともあって、産後のダメージも少なくて体調を崩す頻度も随分下がった。

4歳児(※長女は満4歳)までの子育ては一通りやってきただけあって、次女の子育てだけを考えれば楽勝である。心穏やかである。

が、長女の保育園の預かり時間は9時から4時、送り迎えの時間はあれやこれやで30分ずつかかるし、降園後は食事の準備、お風呂の他、遊びにも付き合わなければならないので、自分の時間はほとんどなく、寝かしつけの時間もあって22時頃には子供たちを連れて布団に入る。

おまけに習い事も始めてしまったため、お迎えが午後4時よりも早い日もあってもはやお昼を食べたらお迎え、みたいな気持ちになっている日もある(実際それほど早いわけではないのだけど、気分的に)。

 

当初、週に1本くらいはコンスタントに記事を書きたい、もっと言えば余裕のある時に書きだめをして予約投稿しちゃいたいな〜くらいの気持ちでいた。

 

それがどうだ。

蓋を開けてみたら、月に1本だって怪しいではないか!

(今確認したら6月以降はギリギリ月に1本以上は書いている。それにしたって少なすぎだ)

 

別に、誰に言われて書いているわけではない。

しかし私は書きたいのだ。

 

それは、小学生時代に漫画の真似事を描いて友人たちの間でウケた経験がそうさせるのかもしれないし、中高生時代に作文の授業で褒められたことが嬉しかったのかもしれない。大学時代に書いていたブログもそれなりに読んでもらえていたように思う。

 

そうして積み重なってきた、書く喜び、読まれる喜びが自分の中で原体験としてあって、だからこそ歳を重ねた今でも、心の中に「書きたい」という思いがあるのかもしれない。

 

そして、そうして書き物を褒められていた時代、誰よりも私自身が私の書いた文章のファンだった。

同世代の誰よりも、とまでは行かないまでも、半径100メートル以内くらいのところでは誰よりも面白い文章を書いている自信があった。

今にして思えばそれは少し過大評価だったかもしれないけれど、読まれるに値するだけの文章を書くことはできていたのではないだろうか。

 

正直なところ、今の私の文章力は当時から比べると大いに低下してしまって、たとえそれがworld wide webの片隅であっても、一般公開に耐えられるような水準ではないと思っている。

 

しかし、書き始めなければ何も始まらない。

書き続けなければ書く力は向上しない。

 

自分の文章の拙さとしばし正面から向き合って、少し真面目に訓練したいと思うのである。

読者の皆様(いるのか)におかれましては、温かい目でお付き合いいただきたい。

 

そしていつの日か、「なかなかいい文章じゃないか。書いたの私だけどな。」と言いながら自分のBLOGを眺めたいと思うのである。

 

今年もよろしくお願いします。

 

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初詣は松陰神社に行った。おみくじがいまいちだったので引き直したい。

 

善逸顔でホクロを取ってきた話(後編)

前回の話の続きです。

 

katayama-san.hatenablog.com

 

総合病院の受診予定は決まったものの、女医先生のクリニックを受診したのが金曜日だったため、悶々としたまま週末を過ごさなければなりませんでした。

 

しかし、皮膚がんについて調べると、出るわ出るわ物騒な記事。

調べても無駄、と思いつつ、時間ができると調べてしまう、そんな週末を過ごしました。

 

さて。

週は明けて総合病院受診の日。

ここでも外来の担当は女医さん(研修医のようでした)。

テキパキとホクロを確認し、写真を撮っていきます。

 

「うーん、悪性かどうか心配されているとのことですけど、ホクロのがんは年配の方がほとんどで、お若い方がなるケースはほとんどないんですよね。」

お若い……。先生、カタヤマは中年ですが、、まあ医学的には若いですよね。

 

「あのでも、紹介元のクリニックでは、『大きな病院で…』って言われて……」

「まあ、手術を受ける場合は、大事をとって大きな病院を勧められる先生も多いですよ」

はあ、そういうものなのか。

 

「それほど急いでどうにか、というものでもないと思いますが、手術といってもすぐ終わるので、ご希望でしたらすぐにでも予約お取りしますよ。」

「はいもう、すぐにお願いします。最短でお願いします!」

 

女医さんの説明で、ほとんど眠れなかった週末を思えば気持ちは落ち着いたものの、食い気味にとにかく一刻も早く、と手術をお願いし、血液検査などを受けて(B型肝炎やら諸々の感染リスクのある病気を持っていないことを確認するためとのこと)、その日は帰されたのでした。

 

  

さて。

そんなこんなで総合病院の初診の二日後には手術。

といっても麻酔開始からホクロの摘出まで15分程度。

ホクロの周囲に麻酔を刺される時に嫌な痛みはあったものの(普段打たれない場所の注射なので、意外にもしっかり痛みを感じた。採血したり、予防接種受けたりする時の痛みはそれほど感じないのだけど)、ホクロの切除自体は「いつの間に?」というくらいの一瞬の出来事でした。

それよりも、傷跡を縫われる時の方が嫌な感覚がありました。痛みというか突っぱる感じの。

 

「一週間後に抜糸に来てください。病理検査の結果もその時には出ると思います。」

あー、病理検査。嫌な響き。

処方箋を出してもらい、薬局で痛み止めをもらって帰宅しました。

 

 

そんなこんなで先週木曜日。

運命の抜糸&病理検査の結果を聞く日でした。

 

執刀してくれた女医先生は不在だったものの、若い男の先生が見てくださり、抜糸。

さて、肝心の病理検査の結果は…。

 

「良性のホクロですね。断端(切った組織の端っこ)も陰性、つまりきれいに取り切れたということです」

 

うおーーーー! ただのホクローーーー!

 

よかった、よかった!

 

薄々そんな気はしていたけど、本当に良かった。

なんなら目尻にきらりと光るもの、又の名を涙、流しかけたよね。

「ありがとうございます! 安心しました!!」

よかった、お母ちゃんまだ子供の成長を見守れるよ! 働けるよ!

(最悪の事態を想定して、なんなら幼子二人を残して闘病する未来まで想像していた)

 

端から見れば滑稽に見えるかもしれませんが、私にとっては本当に深刻な数週間でした。

 

「でも先生、ただのホクロとはいえ、ちょっと痛かったり痒かったりしたんですがそれは……」

「うん、ホクロでもそういうことありますよ。無事取れて良かったですね。」

 

先生ー!

手術してくれた先生いなかったけど、誰でもいい、先生ー!

ありがとう、今日からまた私、子供たち(と夫)を大切にして生きていきます!!

 

そんなわけで、保険診療の3割負担で、最初のクリニックから合わせて15,000円ほどで無事ホクロをとった私なのでした。

保険診療ってすばらしいね。

 

でも、今回幸いにしてただのホクロだったわけですが、万が一この反対のパターンだったらすごく怖い。

ただのホクロと疑わず、もっとひどくなって診てもらったら悪性だった、というパターン。

考えるとゾッとします。

 

40年弱生きていると、人間いろんなところに綻びが生じてきます。

私なんか、虫歯も多いし、胸には線維腺腫があるし、Siriには(出産の勲章としての)痔があります。

それでもどっこい生きている。

 

可愛い子供たちを太く長く見守って、私の母ができなかった「孫の子育てを手伝う」を実現するまで元気で長生きせねば!

 

そう思うと、心配症ってあながち悪いことでもないよなーと思う私なのです。

 

抜糸から約一週間経った現在、傷口をサージカルテープで保護する必要はあるものの(そうすることで傷口が目立たなくきれいになっていくらしい)、痛みもほとんどなく、経過は良好です。

 

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どうでもいい余談。

前編で「善逸好きですか?」と振りましたが、10巻まで読了した現在、私の推し鬼殺隊員は天元さんです。

 

鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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善逸顔でホクロを取ってきた話(前編)

 

みなさん!

鬼滅の刃、好きですか? 読んで(観て)ますか?

吾妻善逸好きですか?

私は遅ればせながらコミックス版を読み始め(遊郭編の途中)、アマプラでアニメを観ています(那田蜘蛛山編の途中)。

映画観にいきたいな。どうしたら観にいけるかなー。

(長女は鬼滅は怖いので観にいきたくないと言っている&次女は上映中に泣き出すリスクがあるので連れて行くのを躊躇している)

 

鬼滅の刃の善逸といえば、「死ぬ!」が口癖のネガティブボーイでおなじみですね。

今回は、私が善逸顔になりながらホクロを取った話です。

(長いので、前後編に分割しました)

 

 

鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

今を遡ること7ヶ月ほど前。

第二子の臨月に差し掛かっていた私は、右足の太腿に角栓のようなものができた感覚があり、カリカリと掻いていました。

お腹もこれでもかと大きくなっていたので、屈んでみてもよく見えない。そこで鏡で見てみるとなんだか赤くなっているような気がする……。

とはいえ、太腿に角栓のようなものができるのは初めてではなく、「まあそのうち治るだろう」と呑気に構えていました。

 

それから大して気にすることもなく産後数ヶ月が過ぎ、当時お腹にいた次女の子育てにも慣れ、保育園の申込も終わってひと段落した頃。

ふと太腿の角栓があった場所を見てみると、ホクロ状になっているではありませんか。

それに、触ってみるとなんだかチクチク、ピリピリ痛いような気がする。

おまけにホクロの周りがアザのように赤黒くなってさえいる!

 

「え、これ大丈夫なやつ?」

私は背筋が寒くなりました。

ホクロに似た「がん」があると聞いたことがあったからです。

そう、「メラノーマ」。

極めてタチが悪く、進行するとあっという間に全身に転移し、宿主を死に至らしめるという皮膚癌の親玉。

 

「これ早めに診てもらったほうがいいやつだ……」

皮膚科受診を決めたものの、生まれてこの方皮膚科なんてかかったことがない。

早速グーグル先生にお伺いを立てて、

・ダーモスコピー検査ができる(皮膚を接写して病変部分を拡大して検査する)

・レーザーでないホクロの除去手術ができる(皮膚癌の場合にはレーザーは禁忌)

・先生が信頼できそう

な皮膚科を探すことに。

 

幸い、近所にいい感じの女医先生が開業している皮膚科があったため、夫がリモートワークの日を狙って早速受診。

外来担当の若い女医さんは、私の太腿のホクロを見るなり、「あっこれは……」とか言い出すじゃないですか。

「うーん、ちょっとよく見せてくださいね」

と、出ましたダーモスコープ。ネット見て予習したやつですわ。

ジェルを塗って、ホクロの部分に密着。そして写真をカシャリと撮られました。

 

「これ……大きさは2ミリくらいですが、左右に非対称なところがあって、境界が滲んでいるように見えますね。。周りが赤くなっているようにも見えるし、毛羽立っているところもありそう。深さはそんなに深くないようだけど……」

 

え、そんなに深刻な顔します? やばいの? 私死ぬの?

 

ここで皮膚がんの特徴をどうぞ。

何項目か当てはまってるんだよな。怖ーっ!

皮膚がんの早期発見で覚えておきたいこと~ ほくろと悪性黒色腫(メラノーマ)の5つの見分け方 ~ | プレスリリース | 東邦大学

 

 

「早めに取っちゃったほうがいいと思いますね。うちでも手術できますけど、どうします?」

「はい、もうすぐに取っちゃってくださいお願いします。今日ですか? すぐですか?」

焦るカタヤマ。

ここに来るまで「大したことはないです、ただのホクロです」と言われる未来を想像していた。それがこんなことになるなんて!!

 

女医先生はテキパキと院長先生の予定を調べ、「ちょっと間空いちゃいますけどこの日来られますか?」と手術日を決めてくれたのでした。

 

 

あー。やっぱりちょっと危ないやつかー。

ある程度覚悟はしていたけど、改めて言われるとしんどいなー。

でも、切れば治るだろうし、大丈夫大丈夫! 手術自体は30分くらいみたいだし!

 

会計を終え、気持ちを落ち着けて夫と二人分のお昼ご飯を買い、帰宅して食べていると……

 

プルルル。

見たことのない番号からの着信が。

 

「はい、カタヤマですが……」

 

「あっ、先ほど診察した●×皮膚科の▲▲ですが。えーとあのたいへん申し訳ないんですけど、院長に写真を見てもらったところ、やはり大きな病院に紹介した方がいいんじゃないかということになり。。お手数なんですが、紹介状を書きますので、取りに来ていただいてもいいですか?」

 

えーーー!

紹介状? 大きな病院に??

 

「いや、え、あの、紹介状取りに行くのは構わないんですけど、そんなにあの、重症ってことですか?」

慌てる私。

「そういうわけではないんですけど、悪性であることを否定するために何種類か病理検査を受ける必要があるんですけど、ここで受けられるのは一種類だけで。。大きな病院なら何種類か受けられるので、その方が安心できると思いますので。。」

 

もうね、気が動転しましたよね。

その時何を食べたか覚えてないもの。

とりあえず、その場にいた夫に、電話口で言われたことを説明するので精一杯。

 

今すぐ総合病院の予約を取っていいと言われたので、その場で紹介先の病院に問い合わせをし(結局予約は不要でいきなり外来を受診してくれとのこと)、その日は長女の保育園のお迎えの時間まで次女と不貞寝をして過ごしたのでした。

 

 

 

後編に続く! 

 

 

日々の食事づくりどうにかしたい問題。

食事づくりが憂鬱でたまらない。

 

母歴間もなく4年、現在は育休中であるものの、普段はこれでも働く母ちゃんである。

 

育休中ということで、外食の日をのぞいてほぼ毎日の食事を私が作っている。

しかし、だ。

ふと気づいてしまった。

「育休が終わったからと言って、私の食事準備の負担変わらなくね?」と。

 

そう、第一子出産後の復職時から2回目の産休に入るまで、つわりで食べ物を見ただけで(もっというと想像しただけで)吐き気がする時期を除けば、晩ご飯の準備は原則的に私の仕事だった。

 

晩ご飯の準備。

アウトプットは「晩ご飯」という、たかだか30分から1時間もあれば消費されてしまうものであるのだが、ことこの準備となると、変数がとにかく多くて、頭脳労働として非常に重労働の部類に入る。

 

晩ご飯の準備は以下の変数に分解できる。

三大栄養素の大まかな確保(一食でタンパク質、脂質、糖質が概ねバランスよく取れる。ただし「取れた気がする」レベルでよしとする)

・食材の調達(買い出し)

・賞味期限の管理

・調理方法の決定(焼く、煮る、蒸す)

・献立のローテーション(栄養バランスが良くても毎日同じ食事はNG)

・手際の良い調理

・家族の味覚になじむ味付けになるまでのトライアンドエラー

・食べ残した料理の管理(ストック食材として保存し、賞味期限を管理)

・調味料(合わせ調味料、ルーなども含む)のうちどのメーカーのものが家族の味覚になじむかの継続的な情報収集

・主食を切らさない(全ての調理が終わってお米が炊けていなかった時の絶望感)

・作った料理を子供が食べない時の悲しさとの対峙

 

控えめに言って目眩がする。

控えめに言って目眩がする。

 

恥ずかしながら、夫と同居を始めてから第一子産休に入るまでの約3年間は、我が家はほとんど自炊をしてこなかった。

 

これは私がサボっていたからではなくて、そもそも夫の勤務が不規則で夕食を自宅で食べないことが多かったのと、私自身も日常的に残業をしたり夜にジムに通ったりしていたので、帰り道にさくっと食べて帰る方が圧倒的にコスパが良かったのである。

 

そう、自炊には明確にBreak-even point(損益分岐点、カッコつけたくて英語で書いた)があって、食材を腐らせたり、調味料を満遍なく揃えたりする手間・コストを考えると、ある程度の頻度で継続的に自炊をしない場合には外食するなりお惣菜を買うなりしたほうが圧倒的にコスパがいいのだ。

なお、明確に損益分岐点があると書いたが、我が家の場合のそれがどのくらいの頻度か、というのを厳密に計算したことはない。

体感としては、2人家族で2キロの米を賞味期限内に消費できない場合には、外食するなり買うなりしたほうが圧倒的に良いと思う。心理的な側面に鑑みても。

 

だが、長女が生まれて、私自身も産休に伴い専業主婦として過ごすようになると、ずいぶん状況が異なってくる。

そもそも、長女の時は「離乳食もなるべく手作りしたい」と意気込んでおり、実際ベビーフードをほとんど使わず離乳食期を終えたので、当然食品や調味料を買い揃えなければならなかったし、そうなると大人の食事もまとめて作ってしまったほうが断然経済的だったのだ。

もっと言えば、もともと料理自体が嫌いでない私は、産前「料理したい欲」を持て余しており、産休入りからしばらくの間は料理ができることが楽しくてたまらないスターマリオ状態だったのだ。

 

そんなわけで、「食事の準備をする」が私の日常的な仕事となり、それは復職してから今に到までずっと続いている。

続いているのだが、最近はこれが非常に苦痛である。

もちろん、楽しい日もある。気力体力共に充実していて、料理欲をくすぐられる食材がスーパーにある日は「美味しい料理を作ろう」と思ってホクホクするのだ。

だが、これが絶えず毎日続くと、やはりそれはどうしてもストレスなのである。

曲がりなりにも、長女が生まれてから世間の手によって「フェミニスト」として調教されつつある私としては、「料理をするのは女の仕事、と当たり前に受け入れているけど、本当にそれでいいんだっけ?」とふと思う時があるのだ。

 

おそらく、(主語が大きくて申し訳ないけれど)世の中の男性の多くはこの「食事を準備する」ことの大変さがわかっていない。

だって、食卓に呂利を並べるだけでしょう? その何が大変なの?

という思いでいるのではないだろうか。

 

これを理解してもらうには、ある程度の頻度で「継続的に」料理をしてもらうしかないと思っている。

料理がいかに複合的な要素で構成されているか、脳疲労の原因となるものなのか、体験を通じて理解してもらうしかないと思っている。

 

疲れた、動けない、そんな日でもお腹は空く。

毎日作ってくれとは言わない。自炊したものでなければいけない、とも言わない。

買ってきたものでいいから、食事の準備を分担してみませんか。

「育児って大変だよね」が男女で共有されつつある今日この頃、「食事の準備も大変だよね」という認識も共有したいのです。

 

 

 

女優常盤貴子のカッコよさに酔いしれる 『グッドワイフ』を観るべし観るべし!

 

女優常盤貴子のカッコよさが際立つ、続きが気になる、そして最後にはスカッとするドラマだった。

 

www.tbs.co.jp

 

常盤貴子演じる主人公杏子は、夫がスキャンダルで逮捕されたことをきっかけに、16年のブランクを経て弁護士として復帰する。公式サイトの紹介文はこんな感じ。

 

常盤貴子 が 『 Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』 以来、19年 ぶりの TBS 日曜劇場主演  !!

夫がスキャンダルで逮捕 され、 16年ぶりに弁護士に復帰する妻 を演じる。

仕事のブランク、夫への疑惑、そして、同期との再会 子どものために、“覚悟を決めて”  数々の困難に諦めず立ち向かう爽快な姿を描く。

共演に小泉孝太郎水原希子北村匠海賀来千香子滝藤賢一吉田鋼太郎 そして、新たに唐沢寿明の出演が決定!

2019年の幕開けにふさわしい豪華出演陣でお送りする目が離せない痛快な
リーガルヒューマンエンターテインメント が日曜劇場に誕生 !!

 

第一話は主人公が夫のスキャンダルにより16年というブランクを経て法廷に復帰するところから始まる。

この、「仕事復帰する主人公」の描かれ方がとにかくリアルで、そこだけで「このドラマは視聴する価値がある」とビシビシ感じるくらい。

水原希子演じるパラリーガルに、「資料はクラウドにあります」と言われて「クラウド…?」と戸惑ったり、とにかくブランク前後の仕事の変化に面食らう。

さらに法廷での尋問もしどろもどろで、復帰後初法廷は散々なことに。

 

そういえば、第一子の産育休からの復帰時、私もこんな思いをしたな、と辛かった日々を思い出さずにはいられなかった。

(当時は折り合いの悪いメンバーがいたりもして、復職したことを大いに後悔したりしていた)

 

そんなわけで、序盤は大小様々なできごとに躓きまくって、どうにか法廷を凌いでいくのだが、そこはドラマ。そこはエンターテインメント。

徐々に敏腕弁護士としての勘を取り戻し、ボス弁である多田(小泉孝太郎)とともに難しい裁判に次々勝利していく。

 

スキャンダルを起こした夫(唐沢寿明)との関係、司法修習時代から密かに思いを寄せていた多田との関係、パラリーガルの円香(水原希子)との女の友情など、見所はたくさんあるのだけど、中でも私が膝を打ったのは女優・常盤貴子の懐の深さ。

 

私たち世代の常盤貴子と言えば、「愛していると言ってくれ」、「ビューティフルライフ」など、とにかくトレンディドラマの女王。

でも正直なところ、「大女優だけど、演技はどうなんだっけ?」と思うところもあった。長らく出演作を見ていないこともあって、演技の上手い下手よりも、作品名が強く印象に残っていたからというのはあるのだけど。

 

で、久々に腰を据えて観た常盤貴子は、すごかった。

弁護士復帰前の「専業主婦時代」を演じればしっかりと「夫を立てる良妻賢母」に見えるし、復職直後の場面では「ブランクに戸惑うオバさん」に見え、弁護士としての勘を取り戻してからの場面では「押しも押されもせぬキャリアウーマン」に見えるのだ。

髪型やメイクの影響ももちろんあるだろうが、細やかな所作への気配りがそう感じさせるのではないだろうか。

終盤には「好きな女優は常盤貴子!」と答えてしまうくらい、その演技に引き込まれた。

あー、出演作をもっと観たい!

 

一話完結で展開していく裁判も、全話を通して描かれる大きな戦いも、見応えがあってとても面白い。

放送枠は『半沢直樹」でおなじみのTBS日曜劇場。

ここ3年ほど、この枠のドラマは大体録画して観ているけれど(でも池井戸潤どらまは顔圧が強くて避けがちだったりするのだが)、本当にはずれがない。もちろん作品によって好き嫌いは分かれるのだけど、どれもきちんと作りこまれていて、見始めると最後まで目が離せないものが多い。

(そう、SMAP解散騒動の頃キムタクが主演していた「A LIFE」もね。詳しくはこちらの記事に書いている。そう言えばこのドラマ、竹内結子が出てたんだよな。。)

 

katayama-san.hatenablog.com

 

 

ということで、お時間のある方はぜひ!

配信は今のところ、Paravi(パラビ)でしかなさそうですが!

 

 

www.paravi.jp

 

 

ちなみに、面白い面白いとインスタで呟いていたら、友達から「原作(海外ドラマ版)も観て」と激推しされました。

こちらは、Huluが配信してます。(Amazon primeNetflixは2020年10月末現在配信なし。あー、どっちかでやってくれたら観るのに)

 

そんなわけで、とにかく常盤貴子がすごい「グッドワイフ」、全ての働くお母さんにおすすめです。

 

 

グッドワイフ Blu-ray BOX

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  • 発売日: 2019/07/26
  • メディア: Blu-ray