グリエルを探しに~2015年12月・キューバ旅行記~ Part I
というわけで、2015年11月28日から12月5日にかけて、この人を探しにキューバに行ってきましたよ。
グリエル!
2014年、一時期だけではあったけれど、我が愛する横浜DeNAベイスターズに所属していたキューバの至宝、グリエル!
DeNAの職員が捕まえてこられないのなら、私が捕まえてくるわー、グリエル!
ちなみにこのTシャツはツレが「お前はこれ着ていけ」とネットで500円くらいで買ったもの。
冗談みたいなきっかけではありますが、折しもオバマ大統領の目玉政策の一環として米国と54年ぶりに国交を回復してキューバにとっては大きな変化の年であった2015年。
今のうちに行っておかないと数年後にはアメリカ文化がどどんと押し寄せ、キューバは様変わりしてしまう、ということで、行けちゃうこのタイミングで行っちゃおう、となったのでした。
日本からキューバへはメキシコ経由かカナダ経由で行くことができます。アメリカと国交を回復したとはいえ、いまだ直行便は飛んでいないのです。マイアミとかからだとめっちゃ近いのに。
エアカナダの安全な空の旅を終えて無事キューバ到着。
キューバのホセ・マルティ国際空港はこんな感じ。
全体的に赤いです。社会主義国だからかしら?
羽田を夕方に出て、キューバ到着は現地時間の深夜…だった気がするため、とりあえず空港でタクシーを捕まえてホテルへ。
ホセ・マルティ空港から30分ほどでハバナ旧市街に到着。夜でも趣のある街で若者たちで賑わっていました。やー、めっちゃ素敵な街!
と喜んだのもつかの間、タクシーのおっちゃんの様子がおかしい。
ホテルの予約表を見せつつ、「おやー、このへんなんだけどなー」みたいにぶつぶつ言ってる。
「たぶん、この建物だと思うんだけどね」案内された建物は、明かりもついておらず、窓という窓、ドアというドアには鍵がかかっていて、ノックしても開く様子がない。
まじかー!初日の夜から締出しかー!
幸いあったかい国だからいいけどね。早速スリにあったりキューバンマフィアに殺されたりするのかしらー! アーメン!
すると、
「あのねーもしかしたらこっちじゃないかと思うんだけど」
と私たちを連れてゆく運転手。おっちゃん、そこ違うホテルじゃんよ。
「じゃあな、素敵な夜を。アディオス!」
料金を受け取り去ってゆくおっちゃん。血の気が引く私。チェックインを試みるツレ。
置いて行かれたホテルの入り口ではガードマンらしき人と酔っ払いグループが言い争いをしている。でかいこわい!
「なんかわかんないけど、予約取れてて泊めてくれるってよ」とツレ。
え、マジで?
というわけで、チェックインしましたホテル。どーん。
しゃれおつ! 写真で見るとしゃれおつ!
コロニアル風というらしいです。植民地時代に建てられた、ヨーロッパ風の建物っちゅうことですかね。キューバはスペイン植民地だったので、スペイン風ですかね。中世風の素敵な建物です。
部屋の中はこんな感じ。
寝そべってみたのでベッドくしゃっとしちゃってますが。
建物はまあよし、ベッドはだいぶヘタっているけどまあいいわ。
驚いたのは洗面台。
収納部分の扉が取れて無造作に流し部分に置いてあったのですよ。
おまけによく見たら壁が剥がれおちてる!
そういえばタオルも置いてませんけど!
おおおおーワイルドー! 大丈夫かここ!
とりあえずシャワーが出ることだけ確認し、タオルは朝フロントに聞いてみることにして、この夜は渋々、そのまま眠ることにしたのでした。
翌朝。
朝ごはんはビュッフェでこんな感じ。
パンとかソーセージとか全体的に乾いてます。味は可もなく不可もなく。全体的にちょっと薄味。あとお肉は少しケモノくさい。奇をてらったものはないので普通に食べられます。
で、フロントにタオルがないことを伝えて何とかタオルもゲット。よかった、タオル置かないタイプのホテルではないらしい。(どうやら洗面台も壊れているし、ハウスキーピングのお姉ちゃんが掃除してなかった説が濃厚。あの焦り具合よ。)
一晩でホテルに対する不信感がぐいーんと高まりましたが、気を取り直して市内観光へ
街の中にはこんなパネルがたくさんありました。
建物とかその地区の説明が書いてあったり、近くのお店が紹介されていたり…。だったと思います。
そしてキューバといえばオールドカー!
こんな車が現役で走っています。
ただ、排ガス基準とかはなかった時代のものなので、街はものすごく排気ガス臭いです。空港着いたときに感じた油臭さはこれのせいだったのね、と。
ピカピカに磨かれてちゃんとメンテナンスされているのは観光タクシー。ガイドブックによると、通常のタクシー(やや古いモデルのヨーロッパ車)に比べて割高らしい。
広場では青空市が。
売っているものは本とか雑貨が多いです。
熱いチェ・ゲバラ推し!
観光用馬車も。
なんか、お尻のところにフンを溜める用のビニール袋がセットされてるのが面白い。
ハバナ市街は海に面しています。
アメ車が並ぶ光景は映画のよう。
ホテルに着いたときはどうなることかと思いましたが、ハバナ観光、俄然期待が高まります。