スパルタイクメン道場
産後は、夫が2週間産休を取ってくれました。(厳密に言うと制度上の「産休」ではなく「有休消化」だったわけですが。)
年末の仕事納めの翌日というなかなか素敵なタイミングに娘が生まれてくれたこともあり、年末年始休暇と合わせて3週間ほど、仕事を休んで家事や育児を手伝ってくれました。
もともと、外に飲みに行くのが大好きな夫で、妊娠中もほとんど遊びのペースを緩めず、臨月に入っても朝帰りするようなファンキーな夫でした。
後期ぐらいまでは普通にヘラヘラ許していたけど、生産期に入ってからの朝帰りはさすがに頭にきたよね。おまえ、今日私が産気づいたらどうするつもりだったんだ、くらいには思ったよね。
産後の入院期間も、「これが最後のチャンス」とせっせと飲み会の予定を入れ、
昼前起床→嫁の入院着を洗濯→お見舞い→飲み会
という生活を維持していました。
私が出産したクリニックは完全母子同室で、シャワーを浴びる場合には見舞いの家族かナースステーションに赤ちゃんを預ける、というスタイルでした。
で、娘と二人の時間に慣れてもらおうと、夫に預けてシャワーに行ったりしていたのですが、「泣いたらナースコールして、おむつ濡れてたら替え方を教えてもらってね!」と私が言っても、「ええよ、しばらく泣かせとけばええやろ」という感じでした。
結局、夫が一人で娘を見ている間に看護師さんが回ってきて、おむつ替えのレッスンを受けたらしく、その後は自分からおむつ替えをしてくれるようになったのですけど。
しかし退院後、一緒に生活するようになると徐々に夫の親バカが炸裂。ここぞとばかりに、沐浴、哺乳瓶を使っての授乳(外出時には搾乳している)などを手伝ってもらうようになり、産休中に立派なイクメンが出来上がりました。
結局、一ヶ月健診までの間、私が沐浴をさせたのは2回ほど。やり方を覚えてもらってからは毎回夫に沐浴させてもらっていました。
今の勤務体系が午後出社のことが多いこともあって、娘を沐浴させてから夫自身が入浴というパターンが多かったです。
沐浴って、地味に腰にくるもんね。しかもうちの娘は約3200gという大きめベイビーだったこともあってなおさら。(1ヶ月健診時には4500g近かったので、そりゃあ重いわけだ。)本当に助かりました。
どこかのネット記事で、「里帰り出産をしてしまうと、新生児の貴重な時期に夫が育児参加をする機会を奪ってしまう」というのを見たんですけど、まあそういう側面は少なからずあるのかなと。
私の場合は、実母が他界していることもあって、特に里帰り出産をするメリットを感じられず、東京の自宅近くで出産し、産褥期も夫に手伝ってもらって自宅で過ごす、が既定路線だったのですが、成長めまぐるしい新生児期間を一緒に過ごせて、ヨーイどんで母親一年生、父親一年生をスタートできたことはよかったのかなと思っています。
今となっては、おそらく授乳以外のことは夫一人でもできるはず。私がいると手を抜くのが悪いところだけどな!
離乳食が始まったら、しっかり離乳食作りも覚えてもらおうと企んでいます。
慣れない新生児育児に追われていたら、梅が咲いていました。
最近は娘を連れて、少しずつお散歩に出ています。落ちきった体力、いつ回復するんだか。