ものすごいものに手を出してしまった
前回の産育休で後悔していることがある。
それは、本や漫画をたくさん読んでおけばよかった、ということだ。
第一子育児というのは何もかもが初めての経験で、日々てんてこまいであったことに違いはないのだが、まもなく復職というタイミングで「なぜあの夢のような時間をもっと有効に使わなかったのだ」と後悔したものだ。
そんな前回の反省を生かし、産後1ヶ月を前にいよいよTSUTAYAの漫画レンタルに手を出すことにした。
何から読むべきか家族会議をしてからTSUTAYAへ。TSUTAYAの漫画レンタルは10冊借りると7泊8日で800円(税抜)、妥当なボリュームだ。これ以上借りると漫画廃人になってしまう。
まずは夫から課題図書として指定された『スラムダンク』、4巻以降が貸し出し中なので、とりあえず3巻まで。
押さえておくべき古典漫画は少し悩んで、気軽に読めそうな『めぞん一刻』、これをひとまず2巻。
あと5冊。売り場はそれほど広くないので、ここで見つからない漫画はネットレンタルかなーと思いながら店内をぐるりと回り、ふと気になった作品の棚の前で足を止める。
ああ、これ聞いたことあるわ。『キングダム』。
すっかり漫画には疎くなってしまった私だけど、Twitterでよく見かけるのでタイトルだけは知っていた。
巻数も多いけれど、1巻あたりの札数も多い。よっぽど人気なのだな。
で、これを5冊。久しぶりに漫画を読むので、ホクホクしながら帰る。
で。
ついに一昨日から読み始めた『キングダム』。
1巻が鬼のように重い。一話一話がズシンとくる。
さらっと読めるのが漫画の良いところ、だと思うのだが、内容の重さと絵の迫力とで一冊読むと酷く疲弊する。きちんとした小説を読むくらいの満足感と疲労感がある。
思わず育休中の夫に、「これはヤバイぞ! ヤバいものに手を出してしまったぞ! とりあえず読め!」と訴えた。気づかず3回くらい同じことを言っていたらしい。
グロテスクな描写も多いし、寝る前に読むと悪夢にうなされそうで怖かったりもするのだが、とにかくあっという間にハマってしまった私である。
それにしても、すでに58巻まで出版されているらしく。そして佐藤優が書いている関連書籍も出ているらしく。。
これは沼が深いぞ。育休終わりまでに消化し終わるかな。。頑張ります。