3月の思い出とか
いよいよ今日が娘の保育園入園前の最後の平日となった。
もう何回同じことを言っているかわからないのだけど、今年に入ってから時間の経つのが本当に早くて、あれよあれよという間にここまできてしまった。
特に2月に入ってからは、復職関連の手続きと保育園の入園準備で慌ただしく、しかも土日はありがたいことに予定でギッチギチになっていたりして(普段会えない友達に会ったりしたし、夫の友人知人で初めましての人に会うことも結構あった)、「あれー、あの人に会ったのってもう先月のこと!?」みたいに感じることがしょっちゅうだった。
うちは10月から娘を一時保育に預けていたのだけど、その園も3月で閉園・移転があったりして、先生たち・子供たちとのお別れがあったのも私のHPをじりじり削っていった。
少し紹介しておきたいのだけど、私が娘を預けていたところは一般的な保育園ではなく、業態としては「託児付きシェアオフィス」で、2フロアあるうちざっくり1階が託児スペース、2階がシェアオフィスになっている(その他、ミーティングスペースや給湯室とかもある。ネスプレッソ飲み放題で大変お世話になりました)。
利用者はフリーランスや自営の方が圧倒的に多く、たまに私のように勉強のために利用している人も。あとは運営会社の職員の人も子連れで出勤して子供を1階に預けて2階で働いていた(託児所事業のほかにいくつか事業展開していた模様)。
一般の保育園のようにフルタイムで預けている人はほとんどいなくて、それぞれが「月40時間」とかのプランでその枠内で預けたい時間に来て、仕事したり勉強したりして帰っていく感じだった。利用時間がまちまちなので、発表会や運動会などのイベントはない。
基本的には保育園を希望する人たちは認可が決まれば卒園するし、そうでない人も幼稚園に入るタイミングではほとんど卒園して行くので、月40時間のプランで約半年預けていた我が家は比較的長く利用した方だといえる。
先生方もベテランが多く、安心して任せられていたので、卒園する頃にはすっかり先生たちラブになってしまい、移転が決まってからは毎日寂しい、寂しいと思っていた。
なかでも、娘と月齢の近いお子さんづれで出勤していた私と同世代のママさん保育士は安定感抜群、私の信頼もピカイチで、折に触れ育児相談に乗ってもらったり、なんてことない愚痴を聞いてもらったりしていたので、私の中では勝手に心の支え的存在になっていた。その先生ともお別れ……。寂しすぎてもはや認可保育園行きたくないと思うほどだったよ。近所に住んでるらしいし、ばったり会えたらいいな……。
そんな情緒不安定になりがちだった3月も、残すところ今日を含めてあと2日!
いまいちフルタイムで保育園に預ける実感もなく、復職する実感もないんだけど、どうなることやら。
そもそも会社に間に合う時間に起きられるのかな。
子供と預けて復職することについて、もう少し寂しさや罪悪感を感じたりするかなと思ったんだけど、私の場合は今のところそれもあまりない。
というか、離乳食が進みハイハイが上手くなるに従って、「ああもうこの子は親がつきっきりでないと生きていけない赤ちゃんではないんだ」という気がすごくした。食べ物から栄養を取れるし、自分の興味のある方向にどんどん行ける。親が、私が、自分の想像力の範囲で提供できる遊びには限界があるし、つきっきりで遊び続ける体力もない。それに、毎日決まって顔をあわせる友達ができることは安心感にも繋がるだろうと思った。
親はいつまでも子供の側にいてあげられるわけではない。親に大人の社会が合っているように、子供には子供の社会が合っているのだ。そしてそこで存分に集団生活を学べばいい。
そう思って、娘の入園も、私自身の復職も、意外と結構楽しみにしている。
じきに言葉を覚えた娘が、その日保育園であったことを寝る前に話してくれるだろう。仕事で疲れて帰っても、お迎えの時間に駆け寄ってくる娘の姿を見て疲れが吹き飛んだりもするだろう。
そんなことを想像すると、ワーキングマザー生活も意外と悪くなさそうだなと思えてくる。
あまり好きとは言えなかった仕事も、楽しいなと思える瞬間が増えるかもしれない。
そう思って、春からの新生活を楽しみにしている。
でね、そんな矢先の昨日、砧公園に桜を見にいった帰りのことですわ。
途中で「ベビーカーから降ろせ」と娘がぐずったので、小さな公園に寄り道したのですよね。
そこで勇ましく、滑り台で遊んでいたのだけど、突然バランスを崩して顔を階段にぶつけまして。後ろから支えていた私は慌てて娘を抱えて降り、顔を洗ったんだけど、ここで嫌な予感が……。
「お口開けてごらん」と前歯を見ると、はああああ折れてる!
いや、私自身が歯の怪我にはすごく気を使う方で(何しろ娘の頭突きやおもちゃ振り回しで何度も歯を狙われていて、実際に一度治療して間もない歯のセラミックを折られたことがある)、虫歯も多く現在進行形で苦労しているので、娘に同じ思いはさせたくないと、歯に関してはすごーく気にかけていたんですよね……。
それが、ああこんなことに。
慌てて歯医者に連絡し、私のかかりつけ医が夜でも診てくれるというので診てもらったところ、
・確かに折れてる
・今後抜けたり膿んだりするかは様子を見ないとわからない
・子供の歯なので痛がらなければ特段の治療は必要ない
・圧力かかってるので今後はが変色することはあるかも。ってか高い確率で変色すると思う
・今の時期なら生え変わり後の歯にはまず影響ない
ということで特に処置もなく診察は終わりました。
最後に、
「思ってたより軽症だったのでよかったよ」
だって。
いやいやいや、先生!
かわいい娘の前歯が欠けて、なおかつ変色するのは母にとっては十分重症ですけど!!
ああ…ごめんよ娘。
お母さんがあの時公園に連れていってなければ、せめて滑り台に上るのを止めていればこんなことには…
でもさ、ふと思ったよ。
家でも外でも、歩くより走るがデフォルトの娘。
体力もだいぶあるし、筋肉もしっかりしているのか力も強い。
たまたま今回はこういうことになったけど、しっかり言葉を理解して自分の動きを制御できるようになるまでは、今後もこういうリスクはずっとあるわ。まして、保育園に行ったら先生は他の子も同時に見るわけで、目を離した隙にってことがあるかもしれないし、お友達に怪我をさせてしまうこともあるかもしれない(それはさすがに困る)。
この子が怪我をするのはこの子が元気な証拠で、ある程度は仕方ない。
子供の歯でよかったじゃないか、とね。
いや、ほんと辛くて、欠けた歯を直視したくないんですけど、まあなんというかもう、受け入れるしかないと思ってふて寝しました、昨日。そして怒りの4時起きですわ(早く寝すぎて変な時間に目が覚めた)。
そう考えると、歯が生え変わるって理にかなったシステムかもしれないよね。
「体がしっかりするまでは、仮の歯入れとくけど、それ仮のやつだから、折れたり欠けたりしてもあとでちゃんとしたの生えてくるからあんまり気にするな」っていう、神様の優しさ。生き物ってよくできてる。
そんな3月の終わり。
2018/3/29の砧公園の桜。
平日の夕方とは思えないくらいめちゃくちゃ混んでいた。お酒飲んでる人も結構いた。
散り始めていて、週末のお花見まで東京の桜もつかしら……。